デスクトップクラウド続報、GMOが情報公開への特別お見舞金と懸賞金を発表

デスクトップクラウド続報、GMOが情報公開への特別お見舞金と懸賞金を発表 ITニュース

GMOインターネットグループは2026年10月27日から30日にかけて、「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスについて、続報を相次いで発表しました。犯人による情報の公開が確認されたこと、特別お見舞金と懸賞金の創設、警察への情報提出の予定、契約者への個別連絡の開始が主な内容です。デスクトップクラウドの契約者と、社内の利用状況を確かめる情シス担当者に関係します。

結論から言うと、今回の続報で動いたのは、特別お見舞金、懸賞金、犯人特定につながる情報の警察への提出予定、契約者への個別連絡の4点です。侵入経路や原因は、公式の発表ではまだ示されていません。

デスクトップクラウド続報の日付別まとめ

続報は4日間に分かれているため、まず日付ごとに並べます。

日付 公式の発表内容
10月27日 犯人が利用者に関係すると思われる情報を公開したことを確認(第10報)。第12報で特別お見舞金と懸賞金を創設
10月28日 犯人サイトのドメイン停止を確認。懸賞金サイトを開設し、開設から6時間で113件の情報提供
10月29日 犯人の特定につながると考えられる情報を、警察などへ提出する予定と発表
10月30日 契約中の利用者への直接の連絡を開始

発表の一次情報は、次の公式ページです。

デスクトップクラウドの続報で何が変わったか

デスクトップクラウド利用者の情報を犯人が公開していた

GMOは2026年10月27日に、犯人がデスクトップクラウドの利用者に関係すると思われる情報を公開したことを確認し、第10報(13時55分)で知らせました。同日19時10分時点の第12報では、公開された当該サイトにアクセスした人の情報も、犯人に取得されたことを確認しているとしています。

犯人の要求には応じない、という判断も改めて示されています。2026年10月21日に停止と公表を行った日、約80億円の支払いを求める脅迫メールを受信し、10月22日に警察へ相談した、という経緯も続報に載っています。

特別お見舞金と懸賞金が新設された

デスクトップクラウドの続報で新しく示されたのが、情報が公開された利用者向けの特別お見舞金です。次の節で詳しく見ます。あわせて、犯人の特定につながる情報への懸賞金も創設されました。

デスクトップクラウドの公開情報に応じた特別お見舞金

区分ごとの金額

デスクトップクラウドの特別お見舞金は、情報の公開が確認された区分ごとに支払われます。金額は次のとおりです。

公開が確認された情報の区分 金額
基本情報(氏名・連絡先など) 1万円
金融・認証情報(口座ID・パスワードなど) 1万5,000円
機微情報・要配慮個人情報など 2万5,000円

1つの公開につき、区分の合計で上限は300万円とされています。公開の状況が変わった場合は、内容が見直されることがあるともされています。

第4報の一律5,000円との関係

2026年10月24日付の第4報(GMOインターネット)では、デスクトップクラウドを現在利用している全契約者に、金銭的被害の有無を問わず一律5,000円のお見舞金が案内されていました。ただし、今回の特別お見舞金は、これとは別の制度です。

10月30日の契約者向けご案内が第4報を参照しているのは、一律5,000円のお見舞金と代替サービスの詳細についてで、特別お見舞金には触れていません。

懸賞金サイトと情報提供の件数

デスクトップクラウドの件で創設された「GMOサイバー犯罪撲滅・懸賞金」は、制度全体で総額100万米ドルが上限です。公式は参考の換算額として約1億5,000万円(1米ドル=150円で計算)を添えています。専用サイトは、2026年10月28日12時(日本時間)に開設されました。

情報提供の件数は、公式の発表で次のように増えています。

時点 懸賞金サイトへの情報提供(累計)
10月28日18時 113件(開設から6時間)
10月29日18時 321件
10月30日18時 428件

件数は月曜日から金曜日(祝日を除く)の18時に更新するとされています。X上の関連投稿への警告連絡は、10月28日18時時点で累計20件でした。

犯人サイトの停止と警察への情報提出

デスクトップクラウドの不正アクセスを巡り、2026年10月28日4時ごろ(日本時間)、犯人のサイトのドメインが停止されたことを、GMOは確認しました。今後、新しいサイトが開設された場合は、確認でき次第、テイクダウンに向けて対応するとしています。

また、10月29日12時40分時点の第15報では、グループのホワイトハッカーチームが独自に調査し、犯人の特定につながると考えられる情報を入手したと発表しました。この情報は同日、警察と関係各所へ提出する予定とされています。懸賞金サイトへの情報提供は、10月29日11時30分時点で270件でした。

また、デスクトップクラウドの調査の状況については、預かった端末の解析で、現時点でマルウェア感染やランサムウェア攻撃の痕跡は確認されていないと、10月28日18時20分時点で説明されています。詳細な調査は続いています。

デスクトップクラウド契約者が今やっておきたいこと

公式の案内を踏まえ、確認しておきたい点です。

  • 個別連絡を確認する: 10月30日15時30分時点で、デスクトップクラウドを契約中の利用者への直接の連絡が始まっています。届いた連絡は、公式ページの内容と照らして確認します
  • 犯人のサイトに近づかない: 当該サイトにアクセスした人の情報も取得されたと公式が説明しています。URLや掲載内容のSNSなどでの転載・拡散を控えるよう、公式も求めています
  • 認証情報を教えない: 会社がパスワードや認証コードを尋ねることはなく、被害金の回収名目で費用を求める連絡にも応じないよう案内されています。連絡の真偽に迷ったら、お問い合わせフォームか、24時間受付の電話03-5456-2560で確かめます
  • 社内の利用有無を洗い出す: 情シス担当者は、社内や関係部署でデスクトップクラウドを使っている人がいないかを確かめておくと安心です

デスクトップクラウドでまだ発表されていないこと

デスクトップクラウドの再開時期、代替サービスの提供開始日、損失補償の申請方法と受付期間、特別お見舞金の区分の確認方法と受け取りの流れは、10月30日のご案内までに載っていません。第4報では、損失補償の案内を2026年11月6日までに行う予定とされていました。警察への情報提出は、第15報が発表時点の12時40分で同日に提出するという書き方で、提出が済んだかどうかは分かりません。

まとめ

デスクトップクラウドの不正アクセスは、10月27日から30日の続報で、情報の公開確認、特別お見舞金(1つの公開につき上限300万円)、総額100万米ドルの懸賞金、警察への情報提出の予定、契約者への個別連絡の開始、と動きました。契約者は、届いた個別連絡と公式ページを見比べながら、損失補償の案内を待つのがおすすめです。

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2026年10月27日から30日に公式が発表した情報です。件数は、各時点の累計を記載しています。

参考リンク(公式)

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