KariがCSV・Excel分析の自動化に対応 GotoAIが10月18日に発表

KariがCSV・Excel分析の自動化に対応 GotoAIが10月18日に発表 ITニュース

GotoAI株式会社は2026年10月18日、デスクトップAIエージェント「Kari」にCSV・Excel・SQLiteの分析自動化機能を追加したと発表しました。バージョン0.7.3から使え、ClaudeやChatGPTのサブスクリプションをそのまま使って、API契約なしで集計やチャート作成をAIに任せられます。

結論から言うと、Kariは「手元のCSVやExcelをAIに分析させたいが、API契約までは用意したくない」人に向く、個人や100名未満の組織なら無償で使えるツールです。ただし、クラウドAIを選ぶと処理に必要なデータがそのサービスへ送信されるので、情シスとしては使う前にデータの扱いを決めておきたいところです。 実際の製品は、Kari 製品ページ(GotoAI公式)で確認できます。まず表で全体像をどうぞ。

項目 内容
発表 GotoAI株式会社、2026年10月18日
バージョン 0.7.3から
対象データ CSV、Excel、SQLite
AIの利用 ClaudeまたはChatGPTのサブスクリプションをそのまま使える(API契約は不要。利用上限と各社の規約は適用)
料金 個人と100名未満の組織は無償
対応OS Windows 10/11(64bit)、macOS 12以降、Ubuntu 24.04以降・Debian 13

Kariの新機能:CSV・Excel分析をAIが自動化

読み込みから示唆出しまでをAIが担当

GotoAIのプレスリリース(PR TIMES)によると、Kariはデータの読み込みと型付け、複数データの結合、集計、チャート作成、傾向の示唆出しまでをAIが行います。ユーザーがプロンプトを書く必要はない、とされています。

対象はCSV、Excel、SQLiteです。元のファイルはコピーせず、読み取り専用で参照します。

処理はPythonスクリプトとして残る

AIが書いた処理は、Pythonスクリプトとして保存されます。人が中身を確認でき、再実行もできます。どのデータから何が作られたかは、図で追えるとのことです。

集計をAIに任せると、結果だけが出てきて途中が見えなくなりがちです。Kariは処理をスクリプトとして残すので、あとから「どう集計したのか」を確認しやすい作りです。

日本語のデータを扱う準備が入っている

分析ライブラリや日本語フォントを含むPython環境が同梱されていて、Pythonの別途インストールは不要です。Shift-JISの自動判別に対応し、20万行を超えるCSVや複数のExcelも扱えると説明されています。

公式ドキュメントのデータ分析の自動化事例には、「東京の不動産価格分析」と「インバウンド消費動向分析」の2件が公開されています。プレスリリースでは、不動産取引データ(20万件超)の分析と、インバウンド統計3種の結合分析が、活用事例として挙げられています。

Kariで使えるAIと、データの送信範囲

接続できるAIは70以上のプロバイダー

ClaudeやChatGPTのサブスクリプションをそのまま使えますが、利用できる範囲は各サービスの利用上限と規約に従います。

接続できるのは、70以上のプロバイダー(2026年10月時点)、自社環境のLLM、ローカルLLMです。

クラウドAIを選ぶとデータが送信される

分析対象のデータ、変換後のテーブル、スクリプト、チャートは、PC内に保存されます。ただし、クラウドAIを選んだ場合は、処理に必要なデータがそのサービスへ送信されます。

ごはんにたとえるなら、自炊と出前の違いです。PCの中だけで済ませるのが自炊なら、クラウドAIは材料の一部を店に渡して調理してもらう出前に近い形です。社内の顧客データや人事データを渡す前に、どちらで進めるかを決めておくと安心です。

Kariの料金とライセンス

個人と100名未満の組織は無償

個人と、100名未満の組織の業務利用は、無償のコミュニティライセンスで使えます。100名以上の組織は、60日以内の検証目的に限って利用できます。継続して使うには有償の法人ライセンスが必要で、価格は問い合わせになっています。

無保証で、機能・仕様・ライセンスは予告なく変更される場合がある、とされています。

対応OSとスマートフォンの扱い

対応OSは次のとおりです。スマートフォンとタブレットは対象外です。

OS 対応バージョン
Windows 10/11(64bit)
macOS 12以降(Apple Silicon、Intel)
Ubuntu / Debian Ubuntu 24.04以降、Debian 13(x86_64、DEBパッケージ)

Kariを試すときの、おすすめと注意点

やっておきたいこと

Kariを業務で試すなら、次の順がおすすめです。

  • 最初は、社外に出してよいデータ(公開統計など)で動作を確かめる
  • クラウドAIを選ぶ前に、送信されるデータの範囲と、社内ルールの扱いを確認する
  • 保存されたPythonスクリプトを人が読み、集計の中身が意図どおりか確かめる
  • 100名以上の組織は、60日以内の検証にとどめるか、法人ライセンスを問い合わせる
  • 業務利用の細かい条件は、導入前に公式のライセンス表記で確認する

Kariの今後の予定

GotoAIは2027年2月末までに、機械学習による予測・分類の自動化と、社内DBやデータ基盤との連携を順次提供するとしています。

まとめ

  • Kariは2026年10月18日、バージョン0.7.3でCSV・Excel・SQLiteの分析自動化を追加した
  • ClaudeまたはChatGPTのサブスクリプションをそのまま使え、API契約は不要(利用上限と各社の規約は適用)
  • AIが書いた処理はPythonスクリプトとして保存され、人が確認して再実行できる
  • クラウドAIを選ぶと、処理に必要なデータがそのサービスへ送信される
  • 個人と100名未満の組織は無償。100名以上は60日以内の検証まで

2026年10月18日時点の情報です。ほかの IT の話題は、当ブログの技術ネタカテゴリーからどうぞ。

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